ハローイングリッシュ
私の人生において英語は切っても切れない関係にある。
何せ右も左もわからない年齢の時に、急に英語圏での生活が始まったのだから。
今思えばわりと無茶苦茶なことをやっていたのだと思う。
いや、準備はしていましたよ。某学習塾で英語の教材みたいなのをもらって、それでリスニングしながら自分もしゃべって楽しく学ぶ!みたいな。
でもね、そんなもの意味がなかったんです。
意味がないというのは言い過ぎだけど、少なくとも一桁歳の子供にとってはあまり意味のないものだった。そもそも母語でそんなに思考ができる年齢でもないし。
忘れもしない。現地の学校一日目。
緊張のなかクラスの入り口に並ぶ。先生が来るまではクラスには入れないから。
そして先生っぽい人がやってくる。
なんかわからんけどとりあえずめちゃくちゃ優しそうだ。
実際先生めちゃくちゃ優しかった。転校初日の少年を全力の笑顔で迎えてくれた。
でも…何言ってるか全然わかんねー!
いや、かろうじて挨拶は聞き取れた。そしてハローと返事もできた。
はいそこまで。そっから先の会話全然わかんない。
先生の顔から何かしら判断するしかない。だって言葉が分からないから。
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